2011年11月21日月曜日

極上ワイン会:世紀のグランダム垂直&ルソー色々

今回の極上ワイン会は、
ヴーヴ クリコ グランダムの偉大な当たり年垂直、
そしてアルマン ルソー色々です。

本日のラインナップ・・・
Veuve Clicquot La Grande Dame'90
Veuve Clicquot La Grande Dame'88
Batard Montrachet'95Maison Louis Jadot
Charmes Chambertin'89Maison Camille Giroud
Gevrey Chambertin 1er Cru Clos St.Jacques'89Domaine Armand Rousseau
Chambertin'97Domaine Armand Rousseau

Veuve Clicquot La Grande Dame'90
ミッシェル ドヴァス著「世紀のワイン」に選出された逸品
グラスをのぞくと繊細な”泡リング”が可憐
巨大なミネラル、ブリオッシュ、ラノリン、アカシヤ蜜、
やや時間を置くとフランボワーズタルト、
含むと香りと同じフランボワーズタルトを頬張った感じ^^
美しい酸、アウターには手強い岩のミネラル
豊満なイメージを持つ90年物のシャンパーニュではなく
後最低十年は瓶熟させたい感じ
Veuve Clicquot La Grande Dame'88
やや強いイエローゴールド
極繊細な泡粒
ミネラル蜂蜜、小さい赤い実の完熟果実
色同様の熟れた蜜を発散している

喉の奥で感じる、力強い濃厚な蜜
美味しいカヌレ、ハニーブリオッシュ、
アフターの厚みで偉大さが理解できる。

20年をやや超え、今正に絶頂!
Batard Montrachet'95Maison Louis Jadot
95年にしてはやや淡い色調
重くゆったりした脚
未だ若いレモン風味のラノリン
色調通りのやや希薄なブーケ
ミネラルの強さからブラインドだと”CC”と答えそう^^
含むとジワッと熱を出すように主張する。
そのジワジワ感がやはりCCっぽい。
中々手強い硬さがある辛口の切れ上がり
 Charmes Chambertin'89Maison Camille Giroud
縁の錆色が飲み頃サイン
オレンジを帯びた淡いガーネット色が美しい
完熟ピノの、砂糖大根煮、木苺のコンポート
ハニーライクで魅力的なブーケ
甘草が主張するこの村の良いワイン^^
ミドル級の王のワイン!
この造り手は!
Gevrey Chambertin 1er Cru Clos St.Jacques'89Domaine Armand Rousseau
シャルム89年よりやや淡い色調
しかし甘草の香りはより強い
また圧倒的な凝縮感があり、野武士の存在感
ハッとするほどジューシーで、豊満なアルコール
圧倒的な存在感
やはりこの畑は極特別な1級畑
Chambertin'97Domaine Armand Rousseau
画像よりも若く生き生きした未だルビー色が覗える。
襲いかかる様なシャンベルタンノーズ
フツフツと煮えたぎるような躍動感を感じる
含むと暴れるようなミネラルが支配
ミュールのオードヴィーが口中を満たす

本日のお料理・・・
厚岸産牡蠣 3変化
レモンと胡椒の香り
軽くワイン蒸し香草風味
クロムスキ リッチなタルタルで
toratanuスペシャリテ盛合せ
ジビエのリエット
フランス産フレッシュ ジロールのソテー
コンタン サラダ添え

仏・モンサンミッシェル産!ムール貝 クリームスープ

仏・ランド産!マグレ鴨のポワレ 赤ワインソース

フランス農家製チーズ
暖かい魚介スープの稲庭うどん
ガトーショコラ 木苺ソルベ添え

ご参加頂きました皆様、有難うございました。
偉大なグラン ダーム垂直は、全員の皆様が
88年に軍配を上げておられました。
あの”豊満な蜜”には敢え無いですね^^

しかし・・・3時間後は逆転していました。
90年の方が2年差以上の奥行きがあったようです。
こんなところも”ワインの楽しさ”ですねっ!^^

本日の赤の前座、シャルム シャンベルタン89年カミーユ ジルーですが、
実は・・・アルマン ルソーからの買い付けなのです^^
皆様一口召し上がり、「納得!」されておりました。
こちらも楽しい対決でした^^

さて、次回の極上ワイン会ですが・・・
toratanu異変!
次回はイタリアを中心に、
ガヤのバルバレスコ コスタ ルッシ95年を前座に、
バルバレスコ ソリ サン ロレンツォ89年/86年/83年
の垂直を中心にお楽しみ頂きます^^
お料理は、”丹波の猪”です。



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