2019年1月31日木曜日

伝説のワイン:ヴージョ1937年コレクション デュ ドクター バロレ

Vougeot1937Collection du Docteur Barolet
ヴージョ1937年コレクション デュ ドクター バロレ

このワインご存知でしょうか?
ご存知の方はかなりのマニアです^^

ファーストヴィンテージは1911年・・・!
このファーストヴィンテージを、飲んだり、売買した人には、
<たたり>があると言われています。
30年ほど前、この1911年物を発見しましたが、
怖いのでスルーいたしました^^
ブルゴーニュ当たり年の、1915年物は2度ほど試飲しましたが、
いまだ健在です。
その他、1923年/1933年/1934年/1935年/1947年/1949年/1951年/1959年
等々全て素晴らしく、外れなしでした^^

一つ前の投稿の、オリヴィエバーンスタインもそうですが、
このドクター バロレも葡萄の栽培から徹底的に関わり、
究極の葡萄を得るための努力をしたそうです。

また、長期熟成型を狙い樽の中にずっと寝かし続けたそうです。
(当時、クロ デ ランブレもこの方法を用いていました)

ヴージョ1937年コレクション デュ ドクター バロレ
に戻りますが、とても澄んで美しい色合いをしています。
Vougeot1937Collection du Docteur Barolet

今までの私の経験では、
ヴィラージュ、プルミエクリュ、グランクリュの差は殆どなく、
とにかく1本1本の訴えかける力が強く、
正に1杯で酔いしれることのできる
奇跡のワインです!

ドクターバロレ!
マニアのためのワインです。
このワイン来年の2月の特別なワイン会用です。


2019年1月28日月曜日

ミクロネゴス!<オリヴィエ バーンスタイン>2016年物 降臨!

今最も、注目を浴びている、ブルゴーニュ生産者
<オリヴィエ バーンスタイン>
2007年の創設、当初からジャンシス ロビンソンに高い評価を受け、
年々評価を上げ続け、2013年にはエレガンスをも身に纏わせスタイルが完成。
2014年はそれをも凌ぐ傑作をリリースし、
いよいよ超一流の生産者の仲間入りを果たし、価格も急上昇!
そして、2015年空前の驚愕作品をリリース!
イギリスの正規代理店<BBR社>では、
高額のアソートメントセット、1000セットが発売後<17分>でソールドアウト!
という、記録を作ったそうです。

その驚愕作品!!2015年物がお召し上がり頂けます!!!
toratanuレア!ワイン会スペシャル会3月会&4月会で、
全種をお召し上がり頂ける企画をリリース中!です。
エッ!早くない?
という声が聞こえますが、先日の1月9日にプライベートワイン会で開けた、
ボンヌ マール2011年はすっかり閉じていました・・・!
又、2013年を開けた方のお話を伺いましたが閉じたそうです・・・!
2015年!確かに早いかもしれませんが、<閉じる前>に行います。
同志を求めています!!!

以下は、先日入荷した、2016年物です。

 御三家
シャンベルタン2016年
シャンベルタン クロ ド ベーズ2016年
マジ シャンベルタン2016年
 ボンヌ マール2016年
クロ ド ヴージョ2016年
ジュヴレ シャンベルタン プルミエ クリュ レ カズティエ2016年
ジュヴレ シャンベルタン プルミエ クリュ シャンポー2016年
 クロ ド ラ ロシュ2016年
シャルム シャンベルタン2016年
シャンボール ミュジニ プルミエ クリュ レ ラヴロット2016年
 ジュヴレ シャンベルタン ヴィラージュ2016年
ジュヴレ シャンベルタン ヴィラージュ2016年

フレッシュな苺がフワッと香り和三盆が躍る!
品格ある苺大福^^が愛らしい。
リキュール ド フレーズ。
骨格に、ジュヴシャンらしい金属的なニュアンス、
シルキーで優しいタンニン、良いバランスの酸。
スワーリングを繰り返し、温度が上がってくると、
紫果実が顔を出す、甘いブルーベリー。
そして、ミルティーユ・コンフィチュールに昇華していく。

一啜り・・・、香りほどのインパクトがなく、
やや希薄な印象だが、バランスに富み焦点が定まったボディ。
今!美味しい!!素晴らしい!
シャラン鴨骨付きもも肉の炙り焼きに合わせたい。

2011年以来のリリース!
コルトン シャルルマーニュ2016年
2樽600本の内、300本が日本に降臨!!
コルトンシャルルマーニュ2016年



因みに、ワイン屋さんの希望小売価格を脇に記します。
ジュヴレ シャンベルタン ヴィラージュ2016年¥22,000.外税>

シャンボール ミュジニ プルミエ クリュ レ ラヴロット2016年¥38,000.外税>
ジュヴレ シャンベルタン プルミエ クリュ シャンポー2016年¥45,000.外税>
ジュヴレ シャンベルタン プルミエ クリュ レ カズティエ2016年¥48,000.外税>
シャルム シャンベルタン2016年¥78,000.外税>
クロ ド ヴージョ2016年¥78,000.外税>
クロ ド ラ ロシュ2016年¥95,000.外税>
ボンヌ マール2016年¥115,000.外税>
マジ シャンベルタン2016年¥115,000.外税>
シャンベルタン クロ ド ベーズ2016年¥170,000.外税>
シャンベルタン2016年<¥170,000.外税>

上記のような、とてつもない価格ですが、納得の品質です。
我慢できずに、本数のあるジュヴレ シャンベルタン ヴィラージュ2016年
を、開けてしまいましたが(^^;
一杯のグラスで、<1時間対話が可能>な品質です!
昨年5月、クロ ド ヴージョ2015年で感動し、パラダイムシフトを受け、
新たなる境地に踏み込みました。

上記、2016年物も、2015年の全てと対話したうえで、
いつの抜栓にするかを考えます。
当然!<閉じる前>です^^



2019年1月21日月曜日

2019年第一回:極上ワイン会

ポル ロジェ キュヴェ サー ウィンストン チャーチル2006年
マコン ピエール クロ アン シャヴィーニュ1985年ドメーヌ ギュファン エナン
シャブリ グランド クリュ ヴォーデジール1990年ドメーヌ ルイ ミッシェル
シャブリ グラン クリュ レ クロ1985年ドメーヌ オーフレイ 
 ボーヌ プルミエ クリュ グレーヴ ヴィーニュ ド ランファン ジェジュ1988年ブシャール
ボーヌ プルミエ クリュ グレーヴ ヴィーニュ ド ランファン ジェジュ1986年ブシャール
ヴォーヌ ロマネ1978年ドメーヌ デュ クロ フランタン
シャンボール ミュジニ プルミエ クリュ レ シャルム1971年ドメーヌ グリヴレ
ドン ペリニョン1996年


 ポル ロジェ キュヴェ サー ウィンストン チャーチル2006年

今年のスタートはやはりチャーチルで厳かなる出発!
シャンパーニュグラスでなく、ザルト・ブルゴーニュで^^!
 マコン ピエール クロ アン シャヴィーニュ1985年ドメーヌ ギュファン エナン

奇跡のマコン!!
大方のマコンは、1~2年で飲みきるべきワイン、
それはがっかりしない為の常識です^^
しかし、このギュファン エナンは正に論外、
上質なピュリニー モンラッシェのごとくの美しいミネラル、
レモンピールを思わせる皇かさは1985年の白の最もな特長!
翌年の1986年なら和三盆の蜜を身に纏い、
1989年なら アカシヤの蜂蜜に!
シャブリ グランド クリュ ヴォーデジール1990年ドメーヌ ルイ ミッシェル

匠、ルイ ミッシェルの1990年物!
一嗅ぎで、上質キンメリジャンの虜になる^^
シャブリ グランクリュは1989年でなく、
1990年に止めを刺します^^!
教科書通りの素晴らしさ・・・。 
 シャブリ グラン クリュ レ クロ1985年ドメーヌ オーフレイ 

このドメーヌ オーフレイは、
巨匠ウィリアム フェーヴルの別ラベルで、造りは一緒。
キンメリジャンの厳めしいミネラルに、
シトロンミール、パスティス、パンデピスが
幾層にもなぶらのごとくやって来る^^
1985年の弱点を補って余りある出来!
凄い!!シャブリ!
 ボーヌ プルミエ クリュ グレーヴ ヴィーニュ ド ランファン ジェジュ1988年
ブシャール ペール エ フィス

ブシャールの絶不調期の作(70~80年代)
しかしながら、この<幼子イエス>だけはいつも素晴らしい造り、
ボーヌ プルミエ クリュ グレーヴのポテンシャルの高さを
いつも思い知らされる。
やや閉じぎみだが、大らかでふくよかな果実味の佳酒。
 ボーヌ プルミエ クリュ グレーヴ ヴィーニュ ド ランファン ジェジュ1986年
ブシャール ペール エ フィス

1986年はシャルドネの年で、ピノノワールはぜい弱な出来。
(あのDRCでさえも・・・!)
しかし、この<幼子イエス>!
大地の香りを漂わせ、柔らかでジューシーな旨みに満ちている^^!
 ヴォーヌ ロマネ1978年ドメーヌ デュ クロ フランタン

あの巨大ネゴシャン、ビショー社の二つの至玉のドメーヌの一つ
(もう一方はドメーヌ ロン ドパキ)
ヴィラージュながら妖艶なスーボワは1978のなせる業!
このドメーヌ、ドメーヌ ドゥジェニーに転籍、
(Chラトゥールのオーナー、フランソワ ピノー氏のブルゴーニュ進出ドメーヌ)
 シャンボール ミュジニ プルミエ クリュ レ シャルム1971年ドメーヌ グリヴレ

本日のメインワイン。
伝説の造り手:ドメーヌ グリヴレの逸品
エッジに錆色が浮かび、深く艶やかなガーネット色。
神経質なチョーキーなミネラルに和三盆の綺麗な甘さが乗る。
余韻もタップリしなやかで、ザルトのグラスが鼻高々^^!
フランスワイン界に大きな影を落とした<オイルショック前の>
空前の当たり年!
1971!!!!!
ブラボーで極上の逸品!!
ドン ペリニョン1996年

厳めしく、強烈な酸の年1996!
13年前の<苦く、酸っぱい、ドンペリ>が遂に完成形に近づく^^!
岩清水のごとくの美しさ、レモンピールとレモンの花の蜜!
益々素晴らしく完成されていく。


本日のお料理達・・・!
 伊勢志摩・的矢産牡蠣のショーフロワ
&青森・小川原湖産わかさぎの天ぷら
 100%純血!イベリコ豚デベジョータ60か月物生ハム
 アオハタのパン粉焼き 黒トリュフバター
 新潟・潟東産・無双網猟物・野鴨腿肉のコンフィ
新潟・潟東産・無双網猟物・野鴨胸肉のバトー焼き
黒トリュフガレット添え 

 フランス農家製フロマージュ
 野鴨の稲庭うどん
苺のスープ バニラソース添え



ご参加頂きました皆様、本日も有難うございました。
2019年第一回極上ワイン会ご堪能頂きました。
今年もよりマニアックなワインをお楽しみ頂くべく
精一杯頑張ります。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
次回は3月上旬開催です。

2019年1月18日金曜日

伝説の造り手:ドメーヌ クレール ダユ シャンベルタン クロ ド ベーズ1969年

Chambertin Clos de Beze1969Domaine Clair Dau
シャンベルタン クロ ド ベーズ1969年ドメーヌ クレール ダユ

ドメーヌ クレール ダユ、
1919年コートドール最北、マルサネ村に設立され、
フラッグシップは、シャンベルタン クロ ド ベーズ、ボンヌ マール、
ミュジニ等偉大なグランクリュより伝説的なワインを輩出。
20年代30年代は、第一次世界大戦後の大不況、
この激動の時代に創設者ジョゼフは、ロゼ ド マルサネの製造をはじめ、
近隣にも推奨し、この難局を乗り切っていった。
その後、30年代後半には息子のベルナールがドメーヌに参入し、
低収量で高品質のクローン使用に取り組み、
ドメーヌは益々繁栄していった。
しかし、1971年創設者のジョゼフが亡くなり、相続問題で家族が崩壊し、
80年代前半には、ドメーヌが崩壊。

1985年一部を残し(ドメーヌ ブリュノ クレールへ)、
メゾン ルイ ジャドに譲渡される。
この買収劇で、ルイ ジャド社は一躍超一流の生産者として
地位を確立していった。
現在でも、ルイ ジャド社の赤のフラッグシップは、
シャンベルタン クロ ド ベーズ、ボンヌ マール!
正に、ドメーヌ クレール ダユから引き継いだグランクリュである!

21世紀に入ってから、ドメーヌ クレール ダユの古(いにしえ)の古酒は
中々お目にかかれなくなりました。
昨年末の1983年ジュヴレ シャンベルタン プルミエ クリュ レ カズティエは
ネットリとした舌触りの佳酒でした。
(1983年は灰色かび病のでた、難しい年でした)

シャンベルタン クロ ド ベーズ1969年ドメーヌ クレール ダユ
Chambertin Clos de Beze'69Domaine Clair Dau

来月のワイン会に降臨いたします!
どんな感動授けてくれるのか?
とても楽しみです^^!