2013年8月12日月曜日

極上ワイン会”ムルソー頂上対決&ジュヴシャン90年対決!!”

極上ワイン会:”ムルソー頂上対決&ジュヴシャン90年対決!!”

今回の極上ワイン会は、表題にもございますように、
ムルソーの2大巨頭、コント ラフォンvsコシュ デュリの対決、
赤は、ルイ ジャド作ジュヴレ シャンベルタン村畑違い3種1990年物
そして特級シャンベルタン1990年物ルイ ジャドvsルイ ラトゥールという趣向です。
 今回のワインのラインアップ・・・

ヴーヴ クリコ1989年
ムルソー レ ジュヌヴリエール1995年ドメーヌ デ コント ラフォン
ムルソー レ ルジョ1994年ドメーヌ コシュ デュリ
コルトン シャルルマーニュ1989年ドメーヌ ボノー デュ マルトレ
ジュヴレ シャンベルタン エストゥールネル サン ジャック1990年ドメーヌ ルイ ジャド
ジュヴレ シャンベルタン クロ サン ジャック1990年ドメーヌ ルイ ジャド
シャンベルタン1990年メゾン ルイ ジャド
シャンベルタン キュヴェ エリティエ ラトゥール1990年ドメーヌ ルイ ラトゥール


 ヴーヴ クリコ1989年

しなやかで繊細、微細な泡粒。
静謐なミネラル感、グレープフルーツのコンポート
辛口の切れ上がり。
  ムルソー レ ジュヌヴリエール1995年ドメーヌ デ コント ラフォン

グリーンを帯びたゴールドカラー
遅摘み真骨頂の色合い
ペリエール並みの緊張感のある厳しさ
やや閉じている
 ムルソー レ ルジョ1994年ドメーヌ コシュ デュリ

正に黄金をとかした色合い
コシュ デュり独特の新樽からのナッツ、ピーナッツ等の香ばしい香り
美しく純粋で高貴な液体
  コルトン シャルルマーニュ1989年ドメーヌ ボノー デュ マルトレ

夥しい脚
濃密で甘いクレーム、甘美なソフトクリーム
迸るミネラルは岩屑のニュアンス
現在、万人受けするCCではないが、
岩屑がマロンに変わるまであと20年を要するか!!?
  ジュヴレ シャンベルタン エストゥールネル サン ジャック1990年ドメーヌ ルイ ジャド

前CC同様、背斜谷の影響を受けエレガントな趣の色合い
繊細で軽やかな甘草、丁子の芳香
ス~~っと流れるような余韻の長さ
 ジュヴレ シャンベルタン クロ サン ジャック1990年ドメーヌ ルイ ジャド

迸る霊力、熱を帯びたような地力。
前者と隣り合う畑だが、「陰と陽」
これぞ!!真のジュヴシャンと言える圧倒的なボリューム感。
 シャンベルタン1990年メゾン ルイ ジャド

深みのある美しいガーネット色
圧倒的な豊満さ、包み込むようなボリューム感
そのスケール感にして緻密な目の詰まり。
血の鉄分、内蔵、ジビエの趣。
王のワイン!!!
 シャンベルタン キュヴェ エリティエ ラトゥール1990年ドメーヌ ルイ ラトゥール

淡いガーネット色。
前者とはタイプが異なるしなやかでエレガントな香り高さ。
背斜谷の影響を受ける畑の位置取りなのか?
興味深いテロワール

テタンジェ コント ド シャンパーニュ ロゼ1993年

とても煌びやかなサーモンピンク
極繊細な泡が止めどなく湧き上がる、美しい・・・
高貴ななミネラル
押し寄せる赤い果実

本日のお料理達・・・
 桃のサラダ ミント風味
 サーモン・ラングスティーヌとほうれん草のテリーヌ
秋刀魚のグリエ トマトフォンデュと軽いパスティスのブールブラン 
   仔羊の背肉のロティ タップナード風味
 農家製フロマージュ 
   冷やし塩ラーメン
 オレンジとグレープフルーツのスープ
紅茶風味のパパイヤのソルベ添え
 ご参加頂きました皆様有難うございました。
本日の裏テーマは、フランスワインのキャラクターを形成するのに
大変大きなファクターとなる”背斜谷”でした。
コルトン シャルルマーニュにおける、
アロース コルトン村側の「ル シャルルマーニュ」
ペルナン ヴェルジュレス村側の「アン シャルルマーニュ」
本日のCCはアン シャルルマーニュを代表する造り手ボノー デュ マルトレによるものでした。
”背斜谷”からの冷気を受けより繊細な綾を見せながら
熟成とともに複雑性を増し、より長期熟成の可能性を秘めていく・・・
赤のジュヴレ シャンベルタン村のプルミエ2種、
エストゥールネル サン ジャック&クロ サン ジャックも
”背斜谷”の影響を受けキャラクターが決まり、
グランクリュ シャンベルタンも同様に西側からの”背斜谷”からの影響で
より複雑性を増して偉大なヴァン ド ガルドとなっていきます。

次回の極上ワイン会は、ビアンヴニュ バタール モンラッシェ95年~82年までを
中心にお楽しみいただきます。



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