2019年2月19日火曜日

究極のサロンのワイン:キートリッヒャー グレーフェンベルク リースリング アイスヴァイン1999年ヴァイングート ロベルト ヴァイル

1875年設立のドイツを代表する、
ヴァイングート ロベルト ヴァイル、
キートリッヒ村にある名畑グレーフェンベルクは
標高180m、しかし<平坦>とは無縁の最大斜度60度!
に及ぶ難所・・・!
この斜度が太陽の恩恵を受けるための一つの厳しい条件!
収穫時はこの難所に何度も何度もはいり、
最高の熟度の葡萄を<一粒ずつ>収穫していく!
年によっては20回に及ぶこともある!

今回のワインは、<アイスヴァイン>!
凍結葡萄を持ちいてつくられ、プレディカート ヴァインの範疇では、
<ベーレンアウスレーゼ>相当の糖度。

美しいグリーンを帯びたイエローゴールド。
未だ若いボトリチスの苦みの痕跡。
ハービィーな趣き、柑橘系の花の蜜、
時間と共に、熟したローズマリーの花の蜜に変化。
バックボーンに聳えるゴシック調の厳めしい酸!
この鋭く抉るような酸に彩られた高貴な蜂蜜。
麗しい<紅玉のコンポート>に化してきた!

素晴らしい・・・!
ゆっくりと、
穏やかな時の流れの中に身を委ねながら楽しむ、
幸せなサロンのワイン。

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