2019年2月11日月曜日

奇跡のロマネコンティ! 1955!!!

奇跡のロマネ コンティ1955
還暦を超えたRomanee Conti1955!

1955年は、ブルゴーニュの作柄としては<まずまずの良年>と言われる年、
しかし経験上、超の付く極上酒がいくつかある。
ルロワ シャンベルタン1955、ミュジニ1955ボギュエ、
クロ ド タール1955、そしてこのロマネ コンティ1955!!!

しかし・・・、この液面をご覧ください!
コルク下 11cm程、明らかにかなり危ない液面の低さです。
随分乱暴な天使が居たものです(^^;

そして、白熱球にかざした色調をご覧ください。

透明で、美しいガーネット色が見て取れますね。
(濁っていたら全く論外です)
この色調から鑑みると、抜栓後の状態は、
五分五分以上の六分四分に上がります。
2枚羽のプロング式で抜栓、予想通りコルクはグズグズ状態、
ロブマイヤーに恐る恐る・・・。

ご覧の通りの黄昏色。
一嗅ぎ・・・!
避けられなかったマデリゼのやや糠漬け香、
しかし、この程度の場合時間と共に<失せる場合も>ある。
顕著な<ビートの根>の香り、ドライハーブ、大地のニュアンス。
舌触りはトロリと特筆モノの皇かさ。
<Miel de Foret>=森の蜜を舐め、舌なめずりした感じ。


抜栓2時間後、粗、マデリゼ香は失せ、根の香りのする森の蜜が主張する。
神々しい甘さ、焼ローズマリー、大地のエネルギー。
マデリゼ香が暑かった年のシュル マチュリテに変換。


抜栓3時間後、いよいよ本領発揮!
焼ローズマリーがオレンジピール、ショコラに発展してきた!
偉大なオランジェットだ^^!
ロブマイヤーに包まれ、満足げなワイン殿下!



0 件のコメント:

コメントを投稿