2011年4月1日金曜日

極上ワイン会 Comtes Lafon会

30Mars,11.

極上ワイン会 "Comtes Lafon古酒会"


今回のテーマは、”ムルソーの巨匠、ラフォン古酒探究”


このワインの出処ですが、ロンドンの有名な

弁護士でショージャンパー(障害競馬選手)という異色の

肩書きを持つワインコレクター、故Douglas Bunn氏の

カーヴからの逸品です。

本日のラインナップ・・・

Krug'95

Meursault Clos de la Barre'86Domaine des Comtes Lafon

Meursault 1er Cru Goutte d'Or'86Domaine des Comtes Lafon

Meursault 1er Les Perrieres'86Domaine des Comtes Lafon

Meursault 1er Cru Les Charmes'85Domaine des Comtes Lafon

Meursault 1er Cru Les Perrieres'85Domaine des Comtes Lafon

ロンドンの冷たいジメジメしたカーヴの為、

ラベルはボロボロです。 メインのこちらは、奇跡的に整ったラベル Krug'95 迸るような鮮烈なパワー
Clos de la Barre86年

きれいな飴色、ゆっくりと落ちる脚。

顕著なミネラルカラメル、唾液を促す酸余韻は程ほどながら、たっぷりした充実感


Goutte d'Or'86

正に”黄金の滴”、煌めく黄金の中にグリーンも見て取れる。

こちらはカラメル香はなく、ミネラルが支配的

一般的なグットドールの判り易さとは違う感じ。たっぷり旨いが、やや気難しい。


Perrieres'86

ギリギリと引き絞ったミネラル風味。

ネットリした脚。溢れ出る石の蜜。

舌先が石の蜜で震える。正に”グラ”のワイン。


Charmes'86

グラスに張り付く黄金の襞(ひだ)

和三盆糖の芳香、優しいカラメル。

オードリー ヘップバーンの美しさ!

フィネスのワイン


Perrieres'85

86年ペリエールよりテリが凄い!

織りなす金塊の襞

神経質そうなミネラル風味に隠れる、ラベンダーの蜜ヴィンテージ通りの究極のフィネスのワイン

インカの目覚めのトリュフマッシュ シュー詰

高坂鶏のスモーク・函館産桜鱒マリネ
春の貝尽くし クリームソース
イベリコ豚デ ベジョータ 後脚 24か月熟成 生ハム


ひま研”仔羊”ロース 炙り焼き
佐藤養悦本舗”和パスタ”



本日ご参加の7名様の5名様がペリエール85年をお好みで、

残り二名様が、ペリエール86年、グットドール86年を

お好みと答えられました。


実は、20年前・・・

ブルゴーニュ白、85年、86年、

いずれが優れているか?という論争が繰り広げられました。

この時、評論家は86年を押し、

ルフレーヴ、ラフォンをはじめとする

超一流生産者は85年を押し、

「時が来れば判る!」

と言ったそうです^^


そういう意味でも今回の会は大変興味深かった訳です。


20数年が経った今、一般論では86年の方が遥かに

優れているのは明白です。

と、言うことはパーカーさんはじめ、評論家チームの勝ち!

となります。


しかし・・・

今回の85&86のペリエール ラフォンでは、

明らかに85年に軍配が上がり。

toratanuが7年前に行った、ルフレーヴのシュヴァリエ ヴァーティカルでは、

85年~89年,圧倒的に85年が優れていました。

生産者チームの答えも間違いではなかったわけです。


勿論、「フィネスの85年」vs「グラの86年」

お好みも左右しますね^^


toratanuの一般的なブル白ヴィンテージ評価は以下です。

87<88<85<86<89

(一流生産者は今正に飲み頃です)


ご参加頂きました皆様、有難うございました。

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