25Fev,12.
究極のワイン会Ⅵ
本年で7回目を迎えました究極のワイン会
ⅠCh.Cheval Blanc'47
ⅡCh.Mouton Rothschild'45
ⅠCh.Cheval Blanc'47
ⅡCh.Mouton Rothschild'45
ⅢCh.La Michon Haut Brion'49
ⅣChambertin'69Maison Leroy
ⅤClos des Lambrays'45
ⅥMusigny Vieilles Vignes'47Domaine Comtes Georges de Vogue
と歴史を刻んでまいりました。
本年のメインは・・・
Richebourg'45Domaine Louis Grosでしたが、
残念ながら、マデリゼでした。
外観は澄んでいて麗しい色合いでしたが
コルクが守ってくれませんでした。
変更になった本年のラインナップ・・・
Philipponnat Clos des Goisses'75
Puligny Montrachet Les Folatieres'89Domaine d'Auvenay
Chevalier Montrachet Les Demoiselles'89Domaine Louis Jadot
Charmes Chambertin'93Domaine Claude Dugat
Romanee St.Vivan'90Domaine Leroy
La Tache'57
Richebourg'47Vandermeulen
Clos des Lambrays'47
Pol Roger'59
Ch.d'Yquem'50
Philipponnat Clos des Goisses'75
ミッシェル ドヴァス著”世紀のワイン”の
1975年に出てくる幻のシャンパーニュ。
世界中を捜し、12年目にやっと出会いました^^
ゴールドカラー、泡はごく微量、メープルシロップ、
ラノリン、初めは辛口の切れ上がり。
しかし温度が上がるにつれ自己主張が強くなる。
強烈なミネラルの硬さが見事に溶け込み
妖艶な蜜に変身した!
グラスを干した後、数十分残り香で楽しめた。
Puligny Montrachet Les Folatieres'89Domaine d'Auvenay
ドメーヌ ルロワ、ドメーヌ ドーヴネ、創設二年目の傑作ワインの一つ
生産本数1731本という超希少ワイン。
艶々したテリのあるイエローゴールド。
当たりが明るくなるようなとても華やかな印象。
ピュリニーらしいツンとおすましした表情が可愛い。
綺麗なミネラル、ラベンダーの蜜が顕著。
立ち上がりはそこらのモンラッシェを凌ぐ。
しかし細部がやや粗い印象。
辛口評価過ぎるか?!
Chevalier Montrachet Les Demoiselles'89Domaine Louis Jadot
このシュヴァリエ モンラッシェ レ ドゥモワゼル89年ドメーヌ ルイ ジャド
ルイ ラトゥールと半分ずつ分け合う畑だが
89年はいずれも伝説の一本。
前者よりも淡いかなり緊張感のある色合い、硬そうだ。
香りはアプリコット・コンフィチュール。
ねっとりとした印象を受ける。
しかし、含むと香りからのイメージより辛口の切れ上がり。
宥めすかすとじわじわ甘さが増してくる。
15年前は樽香が顕著だったが、未だやや未発達。
恐るべしドゥモワゼル!
Charmes Chambertin'93Domaine Claude Dugat
難しい1993年を制したクロード デュガ、
日本で大ブレークした10年ちょっと前のお宝ワインの一つ。
来年で20年、飲み頃に近いか夕焼けがエッジに現れる。
未だ樽香が顕著、獰猛な甘草、濃密、
溢れるアルコール、ブルーベリージャム
くらくらするようなセクシーさ。
Romanee St.Vivan'90Domaine Leroy
異常なほどの成功をおさめた、ドメーヌ ルロワの90年
昨年はクロ ド ラ ロシュさて本年は・・・
テリのある充実した色調。
一嗅ぎ、樽香に支配されている。
モカ・ショコラが樽香に埋もれて喘いでいる。
スワーリングと共にフランボワーズのコンフィチュールが
見え隠れする。
もう少し起こすのを待った方が良かったか。
La Tache'57
ロンドンの冷涼で水の滴る暗いカーヴに
眠っていたワイン殿下。
粘り腰で有名な1957年。
大いなる仕事を成し終えた、包容力のある色調。
ねっとりとした粘性がある。
醤、森の下草、トリュフショコラ、トリュフ
めくるめく万華鏡。
Richebourg'47Vandermeulen
ベルギーの著名なネゴシャン、ヴァンダーミューレン。
当時、強大なネゴシャンは力量のある造り手を回り、
札束を見せ、一番出来の良い樽を買い漁った。
さてこの造り手は?
とっぷりと濃いガーネット色。
グラスから溢れ出る、ミネラル苺キャンディ。
そしてこれはもろ!”トリュフ”!
今日のメイン料理にパーフェクトか!
Clos des Lambrays'47
オーナーのコソン夫人は当時、
芸術としてのワインを追求し、
30年代後半から50年代にかけ
歴史に残る銘酒を次々に輩出した。
特に1945/1947/1949奇跡!
泰然自若、王者の風格。
アロマテラピーの世界で、最も人気にある香り、
清々しいベルガモットにモカ、ショコラを加えた
超絶的な香り。
1945年程の凝縮感はないが、恐るべしコソン夫人のランブレ!
Pol Roger'59
このポル ロジェ59年はもう少し早く開けてあげたかった。
味はマロンクレームブリュレだが、香りにマデリゼ香が・・・
味を優先して、お飲み頂く。
↑この代替品として・・・
Ch.d'Yquem'50
ディケムの50年代の有名な当たり年、1950年!
ディケムの当たり年では、60年経過では
紅茶のクレームブリュレにほど遠いか?!
未だ淡い美しいアンバーカラー
繊細微妙さは望むべくもない
アルコリックなカラメルモンスター
望むだけの甘さを有し、やんちゃな61歳。
Richebourg'45Domaine Louis Gros
本日のメインを張る筈だったワイン殿下・・・
事前に白熱球にかざした際、
とても澄んで良い色をしていたが・・・
コルクが守ってくれなかった。
本年2012年のフランスワイン会ツアーに於いて、
ドメーヌ ミッシェル グロを訪問した際、
現当主に、「貴方のお爺さんのワインで、
先日感動のひと時を過ごしました。」
と、話したかったが・・・。
残念!
本日のトリュフ尽くしのお料理達・・・
まずは使用したトリュフの画像!
5個でナント!300gです。
しかも日本で入手される物の中で
圧倒的高品質揃い
帆立貝とトリュフのサンドウィッチ仕立 トリュフ風味のサラダ添え
半熟卵とトリュフのピュレ添え
インカの目覚めとトリュフのギャレット
パンチェッタの香り
次のお料理の仕込み段階の画像
平目のブレゼ
トリュフとセロリラヴ
ウロコに見立てて
ブレス鶏のポマール78年煮
トリュフ風味のタイユ添え
フランス農家製フロマージュ
エポワッス&ブリードモー
トリュフをまぶした銀シャリの手毬寿司
さざえ・〆鯖・真鯛
トリュフのクレーム ブリュレ&トリュフ入りポル ロジェ ソルベ
と、フロマージュ以外すべて最上級のトリュフ入りのお料理でした^^
本日ご参加頂いた皆様方です。
お一人はこのワイン会の為に、香港から駆けつけて頂けました^^
皆様如何でしたでしょうか?
本年で7回目となりますが、回を重ねる度に
スタッフ一同素晴らしくも貴重な経験をさせて頂き
大感謝でございます。
未体験ゾーンに挑み、打ち砕かれながら一歩一歩
成長をさせて頂いております。
本当に有難うございます。
また来年、その時を目指し、toratanuスタッフ一同精進してまいります。
有難うございました。
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