2015年4月15日水曜日

AWC 究極のワイン会

ワインマニアで有名な、青柳 浩さんのコレクション開示のワイン会
メインワインは、20世紀No1ボルドーの最右翼、
シャトー ムートン ロートシルト1945年!!!
 ポメリー キュヴェ ルイーズ1990年
ムルソー プルミエ クリュ レ ペリエール1989年ドメーヌ デ コント ラフォン
モンラッシェ1989年ドメーヌ バロン テナール/メゾン ルモワスネ
Ch.オーブリオン1990年
Ch.オーブリオン1989年
Ch.パルメ1983年
Ch.ラトゥール1949年マグナム
Ch.ムートン ロートシルト1945年
 ポメリー キュヴェ ルイーズ1990年
ムルソー プルミエ クリュ レ ペリエール1989年ドメーヌ デ コント ラフォン
モンラッシェ1989年ドメーヌ バロン テナール/メゾン ルモワスネ
Ch.オーブリオン1990年
Ch.オーブリオン1989年
Ch.パルメ1983年
Ch.ラトゥール1949年マグナム
Ch.ムートン ロートシルト1945年
 
 
 ポメリー キュヴェ ルイーズ1990年
美しく煌めく無数の星の如く連なる泡粒
トースティで香ばしく、蜜が押し寄せてくる。
四半世紀が経ち現在絶頂なシャンパーニュ殿下
 ムルソー プルミエ クリュ レ ペリエール1989年ドメーヌ デ コント ラフォン

20世紀にその名を残した絶品ムルソー!
画像より遥かに黄金色が強く、正に黄金の液体。
ペリエールの石灰のミルフォイユが綺麗に溶け込み、
柑橘系の純粋な岩清水にコムハニー掛けの趣^^
美しく澄み切っている。
 モンラッシェ1989年ドメーヌ バロン テナール/メゾン ルモワスネ

ペリエールよりも淡い色調ながら煌めくエッジにグリーンを湛えたイエローゴールド。
初めはやや表情に乏しいが、グラスを揺すると直ぐに反応しだす。
熱き石を感じ取れる純粋なミネラル、巨岩から浸み出す清々しい蜜
口中を覆い尽くす魅力的なトロミ・・・、舌を絞り上げるようなラベンダーのミール。
唯一、この畑だけが持ちうる包容力。
正に跪いて頂くべき真のモンラッシェ!!!
Ch.オーブリオン1990年

溌溂とした艶やかな濃いガーネット色。
エッジにオレンジが浮かぶ。
一嗅ぎでゾクッとするほど品格溢れるブラックカラントの趣。
濃く濃密なタール香が黒果実系のコンフィチュールに覆われて見え隠れ。
これがとっても良いアクセント。
弱い年にはベジタブリーとしてネガティヴに香る香りが、複雑に作用する。
甘い高貴なショコラ、ココアパウダーが喉の奥を刺激する。
素晴らしい!!ずっと飲み続けていたい。

Ch.オーブリオン1989年

90年よりさらにとっぷりと濃い色調。
トロリと粘性に富み、スプーンが立ちそう^^
オーブリオンらしい煙草の香りがゆらっと感じ安心する。
あっさりとした感じのミルティーユのコンフィチュール。
スーボワに蜜、後からミネラルが突進するがごとく追いかけてくる。

Ch.パルメ1983年

30年を超え、尚且つとっぷりと濃く艶やかで美しいガーネット色。
良く熟したマンゴーから、柑橘系のコンフィチュールに移行中。
金柑の美しい酸の効いた甘さが顕著。
美味しいオランジェット。
終始オレンジのニュアンスが見え隠れする清々しく偉大なパルメ。


Ch.ラトゥール1949年マグナム
 
エッジに錆色が浮かび、夕焼けが顕著ながら意気軒昂な色調。
美しく純粋な色合い。
ラトゥール独特の鉛筆香は綺麗に溶け込んでいる。
黒系果実からやや紫色の果実に移行中か、
甘いプルーンのドライフルーツ、ねっとり甘い。
ガシッとしていた骨格はやや丸くなってきている。
しかし余韻は今だタップリと長く数十秒に及ぶ。

Ch.ムートン ロートシルト1945年
 
フィリップ ジュリアンが描いた”V(ヴィクトリー)” 
絵画はこの年から始まる。
 元気溌剌な酒齢70歳!
美しいワイン殿下!!!!
夕焼け色が支配しつつあるが頗る意気軒昂。
一嗅ぎ・・・、あのスパイシーで独特なヨード香に蜜。
とても顕著であったあの”お香”の香りは既に溶け込み、
香しく焙煎された高貴なコーヒー豆に変換した。
豪快なタンニンも綺麗に消化され甘いミネラルに。
引き込まれる・・・

 
 焼茄子と香草のキューヴ on生雲丹
 フォワ・グラと日向鶏のテリーヌ
 国産牛サーロインステーキ
トリュフ入りヴァンルージュソース
フランス農家製フロマージュ
ミモレット、ポンレヴェック、エポワッス
 
 
 以下追加ワイン
グリオット シャンベルタン1990年ドメーヌ ポンソ
Ch.マルゴー1990年

 
 生チョコとマンゴーのテリーヌ仕立て
 
 
ご参加頂きました、幸せな皆様有難うございました。
本日のワイン会はどこを切り取りましても、
ワイン会でその日のメインを張れるワインを一堂に会しました。
赤ワインは全て”ワインマニアの青柳 浩さん”のコレクションから、
シャンパーニュと白ワインは弊店がセレクションいたしました。
ルイーズの90年今絶頂期ですね。
白の89年対決は興味深かったですね。
テロワールの妙をご実感頂きました。
Ch.オーブリオン90年、89年を同時に!
このオーブリオンは閉じませんね。
ずっと開け拡げで楽しませてくれます。
Ch.パルメ83年お花畑状態全開です。
そしてサブメインのCh.ラトゥール49年マグナム瓶、
10数年前に一度だけ飲んだことがありますが、
今回はマグナム瓶、特別中の特別。
たっぷりとしなやかで、シルキーな喉越しから
高貴な体液と化していきます。
そしてメインのCh.ムートン ロートシルト45年、
正にショーストッパー、グラスを落としそうなくらいの
驚愕のインパクト!
一嗅ぎでそれと分かってしまう?^^
位、個性的な苺のヨード香は健在でした。
微量のミント香が品格を高め、飲み手を睥睨していました。
 
これが最後、もう最後、と思いながら続く、
マニアの果てしなき道・・・・!
à suivre
 
 


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