2018年12月27日木曜日

第6回世紀のワイン会:DRCモンラッシェ9垂直会!

23decembre2018.
ロマネコンティ社がつくる、究極の白ワイン、
ブルゴーニュの白ワインの頂点に立つ、モンラッシェ!!
年産3000本前後で、世界中からきつい需要が有り、
幻のワインとしてもとても有名です。
今回最初で最後の会として・・・、
1997年~1976年ものまでの9垂直のワイン会です。
'97/'94/'93/'90/'89/'88/'85/'84/'76

 Pol Roger Brut Reserve En Magnum<1.5L>
Corton Charlemagne'90Domaine Louis Latour
Montrachet'89Maison Remoissenet(Baron Thenard)
Montrachet'97/'94/'93/'90/'89/'88/'85/'84/'76
Domaine de la Romanee Conti
Charmes Chambertin'85Domaine Faiveley
 Pol Roger Brut Reserve En Magnum<1.5L>
Corton Charlemagne'90Domaine Louis Latour
Montrachet'89Maison Remoissenet(Baron Thenard)
Montrachet'97/'94/'93/'90Domaine de la Romanee Conti 
 Montrachet'89/'88/'85/'84Domaine de la Romanee Conti
 Montrachet'76Domaine de la Romanee Conti
Charmes Chambertin'85Domaine Faiveley



コルトン シャルルマーニュ1990年ドメーヌ ルイ ラトゥール
唯一出自の違うシャルドネですが、ルイ ラトゥール史上
最も当てた物として有名で、シャルドネの頂上対決として
前座で登場させました^^

太陽をイメージできるほど、陽で明るいシャルドネ、
アカシアの蜂蜜そのもののボリューム感。
素晴らしい!
モンラッシェ1989年メゾン ルモワスネ(バロン テナール)
バロン テナールのモンラッシェを当時、独占的に瓶詰め販売。
比較的緩い体質だが、世紀のヴィンテージ1989年は出色の出来!

白い花の花束!スイカズラが美しく香る、岩清水のミネラル感が好ましい、
美味しいクリームを挟んだ小粋なクッキー。
美しいバランス。
 モンラッシェ1997年ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ
レストランヴィンテージの1997年、そろそろ全開か!?

ストローイエローの色調。
そのストローの香りに蜜が混じる。
ストローハニーの押し出しの強さに目眩がする程、
オレンジの花の蜜に、岩のミネラルが溶け出してくる。
 モンラッシェ1994年ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ
90年代中小さな年だが、白は中々。

前者と異なり、スレンダーな印象。
柑橘系、シトロンピール、岩清水に蜜を垂らした清々しさ。
 モンラッシェ1993年ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ
遅摘みのDRCにとっては良いヴィンテージ。

濃い色調。
麝香、アニス、トリュフ、大地の熟れ。
熱き石の主張。
豪奢なカラメル。
 モンラッシェ1990年ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ
偉大な赤のヴィンテージ、シャルドネにとっては熱すぎたか。

強いゴールド色。
菩提樹の花の蜜がムンムン香る。
太く短いモンラッシェ!
モンラッシェ1989年ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ
空前絶後!この数十年で最も当てた、偉大なる白のヴィンテージ。

 ゾクゾクする程深遠なレモンの核。
香ばしいサブレに高貴なレモンクリーム。
絶妙な酸に美味しい風味。
偉大な持続力。
 モンラッシェ1988年ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ
前評判ほどのポテンシャルのないヴィンテージ、果たして?

グリーンを帯びた美しいイエロー。
清楚でこじんまりした印象。
きれいな柑橘系の芳香。
岩のミネラル、好ましい酸、
余韻はやや短い。
 モンラッシェ1985年ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ
90年同様、偉大な赤の年。
白はやや儚いものが多い年。
しかし、酒齢20年で試飲した十数年前、
バランスの良さに愕然とした!

気品あるゴールド色。
キンメリジャンを感じるミネラル、白い花、
秀逸なバランス。
トロリと皇かで美しい。
エロチシズムを感じるデリケートな余韻。
 モンラッシェ1984年ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ
80年代で最も小さな年。
しかし、この年のロマネ コンティは凄かった!
期待大!!

美しく繊細微妙な押し出し。
きれいな岩清水のミネラルに蜜の滴。
パスティスに蜜。
スレンダーだが流石上手くまとまっている。
 モンラッシェ1976年ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ
異常に暑くブルゴーニュにとっては非常に難しい年。
この十数年で3度目の抜栓。
前回は数年前、1986年物と同時に。
その時は1986年物を凌駕!

残念ながら、高貴なカラメルと化していた。
 コルクがやや痩せ、前2者とは別物。
 Charmes Chambertin'85Domaine Faiveley
20年ほど前、ロバートパーカー氏が当時98点を献上した、
超絶!!シャルムシャンベルタン!

引き込まれそうな美し過ぎるガーネット色。
きびきびした小さな赤い果実が躍る。
大らかな大地のニュアンス、
スーボワにやや蜜が香る。
赤ワインに蜜=極偉大な酒質の条件!



本日のお料理達・・・
 フランス産活けブルーオマールとフォワ・グラのフラン
 益田漁港産黒鮑 黒トリュフバターの香り
 純血100%イベリコ豚デベジョータ60か月物生ハム
 鮃のポワレ セロリラヴソース
 ブレス産プーラルド(肥育雌鶏)の炭火焼
 農家製フロマージュ
 ブレス産プーラルドの特製らーめん
特製チーズケーキ



ご参加頂きました皆様、大変有難うございました!
DRCモンラッシェを存分にお楽しみ頂きました。
では、皆様のお好みを発表させて頂きます。
まず、90年代のモンラッシェのお好みから。
1997年6票
1993年4票
1994年3票

80年代
1989年4票
1985年4票
1984年3票
1988年2票

では、本日の1番2番の発表です!
まず、本日の1番!
モンラッシェ1985年ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 6票
モンラッシェ1989年ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 4票
モンラッシェ1984年ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 1票
モンラッシェ1993年ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 1票
モンラッシェ1997年ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 1票

そして、本日の2番!
モンラッシェ1997年ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 4票
モンラッシェ1985年ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 3票
モンラッシェ1984年ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 2票
モンラッシェ1989年ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 2票
モンラッシェ1994年ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 1票
シャルム シャンベルタン1985年ドメーヌ フェヴレ 1票 


以上のような結果となりました。
トータルバランスに優れた、1985年、1989年、
今飲み頃の押し出しの強い1997年。
そしてまた一つの金字塔!
80年代で最も小さな年1984年、
赤も白も、決して手を出してはいけない1984年物が
小づくりながら記憶に残る佳酒でした。
やはり、超一流の造り手の外れ年は凄いです^^!

次回の世紀のワイン会は・・・、
HJです。

0 件のコメント:

コメントを投稿