2012年4月5日木曜日

極上ワイン会:ピュリニー モンラッシェ村銘醸対決!

4Avril,12.
粗、隔月開催の極上ワイン会
今回はピュリニー モンラッシェ村の銘醸対決をメインに・・・
本日のワインのラインナップは・・・
Pol Roger Cuvee Sir Winston Churchill'99
Puligny Montrachet 1er Cru Les Folatieres'95Domaine d'Auvenay
Bienvenues Batard Montrachet'94Domaine Leflaive
Chevalier Montrachet'94Domaine Leflaive
Montrachet'95Maison Louis Latour
Pommard 1er Cru Les Pezerolles'90Domaine Michel Lafarge
Latricieres Chambertin'88Domaine Ponsot

ポル ロジェ キュヴェ ウィンストン チャーチル1999年
グラスを間違えた訳ではありません^^
泡を無視し、香りを重視しました。
タンジェリンの蜜、麗しきチョーク、柑橘系コンポート、
奥深い・・・気品。
余韻はブリオッシュ!素晴らしい!!!!
ピュリニー モンラッシェ プルミエ クリュ レ フォラティエール1995年
ドメーヌ ドーヴネ

所謂、マダム物・・・
今年に入り何本か開けたが、ピュリニーのテロワールを余すなく
伝えてくれる逸品中の逸品!
生産本数は、1158本中のシリアルナンバー「897」番
何という希少ワイン・・・
グリーンのニュアンスのある、淡いゴールドカラー。
深遠なるミネラル蜂蜜
含むと、岩からジワジワ染み出る、蜂蜜風味の高貴な清水。
白のスターターには申し分ない
ビアンヴニュ バタール モンラッシェ1994年ドメーヌ ルフレーヴ

グラン クリュの中ではかなり希薄な・・・しかも94年物
はたして・・・・!

淡いイエローゴールド、か細い岩のアロマ、
含むと、和三盆のグレープフルーツシロップ掛け
香りよりもインパクトが強い。
レモンピールのコンポート、
油様の”とろみ”が愛らしい
超一流に隙なし!
清々しいアフター
シュヴァリエ モンラッシェ1994年ドメーヌ ルフレーヴ

ビアンヴニュとの比較は楽しいですね^^
グリーンを帯びたイエローゴールド。
巨岩の主張、切れ味鋭い鋼(はがね)
ビアンヴニュの優しいトロミに対し、巨岩の主張!
厳めしい蜜、これぞ真正シュヴァリエ。
気難しい、辛口の切れ上がり。

モンラッシェ1995年メゾン ルイ ラトゥール

ルイ ジャド社と共にピュリニー側の好位置にある区画から買い付け。
95年はミルランダージュの年の逸品!

ややグリーンを帯びたゴールドカラー、夥しい脚
良く研がれた鉈の切れ味。
粘性は蜂蜜その物
好ましい甘さのパウンドケーキ
ポマール プルミエ クリュ レ ペズロール1990年ドメーヌ ミッシェル ラファルジュ

現在、ヴォルネ、ポマールで筆頭の造り手といえる。

弾けるような力強いガーネット色
微量エッジに錆色が見られる
一嗅ぎ、エッ?これポマールっていう、甘草の嵐
アルコリックで途方もない果実味、
極上物の赤にのみ現れる、「赤に蜜」
ハイインパクトポマール
ラトリシエール シャンベルタン1988年ドメーヌ ポンソ

はずしても、外しても、ハズシテモ、
つい戻ってしまう、魔性のポンソ!

落ち着きのあるやや暗いガーネット色
砂糖大根のコンポート、サイレージの蜜掛け
しみじみ甘い(うまい)甘草の揺らめき
20年を超え、今からが本領発揮、
極上のラトリシエール
これだからポンソはやめられない^^

では本日のお料理を・・・
毛蟹とアヴォカドのサラダ ミディトマトのケースで
花ズッキーニの鶏ムース詰
トリュフ風味シャンピニオンソース
フォワグラ添え
益田漁港 真鯛のポワレ 野菜のグリュノワーズ添え
サフラン風味ソース
牛タンの赤ワイン煮込み ジロール茸とヌイユ添え
フランス農家製フロマージュ
コンテ・ブリードモー・モンドール
海鮮稲庭うどん
ウー・ア・ラ・ネージュ(泡雪卵)



チャーチル99年は現在流通しているシャンパーニュで
最も素晴らしいと思っています^^
(身びいき抜きで^^)
以前、ある料理屋さんにチャーチル99年その他ワインを持ち込み
グラスはブル赤用のみで、結果感動の美味しさを経験し、
以来、チャーチル99年はバロンで。
冒頭の画像に戻りますが、チャーチル99年の次は
ルフレーヴ、ビアンヴニュ94年、シュヴァリエ94年の予定でした。
ドーヴネのフォラティエール95年の深遠さを新年より2回経験し、
ルフレーヴでも94年では後塵を拝すだろうと・・・
しかし”超一流に隙なし”&いずれもテロワールが
くっきり映し出されていました。
結果、順番を替えました。
ドーヴネ作でも、94年2種の後では希薄に感じられました。

*召し上がられた、皆様方は”正規”の順番通りですので^^
ドーヴネの深遠さを損なうことなくお楽しみ頂けました^^
順番は重要です^^

又、シュヴァリエの94年とモンラッシェ95年の比較も面白かったですね。
マニアの皆様方は、ルフレーヴvsLLでは、勝負にならないと思われるでしょうが
ヴィンテージの妙以上に、LLの健闘がくっきりと現れました。

ミッシェル ラファルジュの90年ポマール ペズロール
凄いワインですね^^
ブラインドですっと出されたら、間違いなく”ジュヴシャン”と
言っちゃいそうです^^

そして、トリはポンソ作ラトリシエール88年!
畑の位置取り確かなラトリシエールのテロワールを
余すなく映し出したポンソの感動の逸品でした^^

ご参加頂きました皆様本日も有難うございました。
皆様グラス毎に感嘆して頂き、ソムリエ冥利に尽きる
ワイン会とさせて頂きました^^
次回は59年対決です^^!



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