2020年7月9日木曜日

Clos de la Roche1975Maison Bouchard Pere et Fils <鋼の糸のワイン!!!?>

Clos de la Roche 1975Maison Bouchard Pere et Fils

クロ ド ラ ロシュ 1975年メゾン ブシャール ペール エ フィス

今年2020年で酒齢45歳のワイン殿下!

1975年という年は、春、夏は理想的な天候で、かなり偉大な年になりえたが、
9月に入っての異常な長雨で、台無しになった年。
<果汁を造る>収穫前の日照時間が、120時間以下という、悲惨な年。
通常、絶対に手を出してはいけない、ヴィンテージ。
しかも、1975年はオイルショックの翌年という、経済が絶不調の年・・!
大方の生産者が、この時期に調子を崩し、復活には十数年かかった。

こんな背景の、このワイン殿下・・・!
ブシャール社のカーヴに有ったこの2度目の成人式を迎えたこのワイン、
若い血の注入なしで、リコルクし真新しいエチケットを張られ嫁いできました。

雨ばかりの非常に危ういヴィンテージの1975年を何故?古酒屋の私が仕入れたのか?!
実は、究極の外れ年ヴィンテージ・・・、例えば1956/1965/1968/1975等には
殆ど報われることがないと思われているが、こういう年にヴィンテージの特徴ではなく、
<真の美しいテロワールが姿を現し、グラスの中で美しく自己主張することがあるのです>

果たして・・・!




麗しく、美しい、淡いガーネット色。
画像よりも実際は黄昏れた色調。

フワリと硬質な趣、ミネラル風味のフランボワーズ、
スーボワが見え隠れ。
アタックは優しく、しかしジワリと主張を開始する。
ロシュ、岩、石のミネラル感ではなく、金属的な趣。
生まれた子の為に仕込むワインは、
Bonnes Maresか、Clos de la Rocheと相場は決まっている。

<のびやかに連なる鋼の糸>

流石のワイン殿下!

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