2014年2月14日金曜日

第9回究極のワイン会

”究極の銘酒にエクストラ・トリュフ三昧料理”
 
本年で9回目となりました、”究極のワイン会”
ⅠCh.Cheval Blanc'47

ⅡCh.Mouton Rothschild'45

ⅢCh.La Michon Haut Brion'49

ⅣChambertin'69Maison Leroy

ⅤClos des Lambrays'45
 
ⅥMusigny Vieilles Vignes'47Domaine Comte Georges de Vogue
 
ⅦClos des Lambrays'47
 
ⅧRichebourg'37Maison Leroy
2013年までメインは上記のように繋いでまいりました。
 本年のラインアップ・・・
ヴーヴ クリコ ラ グラン ダーム1988年
バタール モンラッシェ1991年ドメーヌ ミッシェル ニエロン
コルトン シャルルマーニュ1986年ドメーヌ フェヴレ
シュヴァリエ モンラッシェ1982年ドメーヌ ルフレーヴ
モンラッシェ1989年ドメーヌ ブシャール ペール エ フィス
エシェゾー1993年ドメーヌ エマニュエル ルジェ
クロ ド ヴージョ1978年ドメーヌ ジョルジュ ミュニュレ
リシュブール1969年ドメーヌ ギュスターヴ グロ
クロ ド タール1961年ドメーヌ デュ クロ ド タール(追加分)
ミュジニ ヴィエイユ ヴィーニュ1961年ドメーヌ コント ジョルジュ ド ヴォギュエ
エシェゾー1934年ドクター バロレ(追加分)
ルイ ロデレール クリスタル1979年
 
 
ヴーヴ クリコ ラ グラン ダーム1988年
世紀末2000年に発刊された、旧クラッスマンにて
20世紀フランスワイン100に選出。
極繊細な泡粒、華やかで煌びやかな超美酒!
清々しさの中にねっとりと舌にまとわりつく粘性を併せ持つ。
バタール モンラッシェ1991年ドメーヌ ミッシェル ニエロン
グリーンを湛えた美しいゴールド色。
快活な酸が存在感を主張。
20年超えにして未だ鋭角な印象。
コルトン シャルルマーニュ1986年ドメーヌ フェヴレ
ついに見つけたこの一本!
あの伝説の1672本の極上ワイン1989年物はこの究極会でも2度出展。
初々しい色調を呈す!
グラな印象の1986年物としては驚愕の酸!
ブラインドだったらシュヴァリエと答えたくなるゴシックの厳しさ。
超出色なCC!
シュヴァリエ モンラッシェ1982年ドメーヌ ルフレーヴ
在りし日のヴァンサン作!
穏やかなイエローゴールド。
高貴なクレーム。
収量の多かった82年はあくまでも一般論、
巨匠に隙なし!!
目の詰まったお手本中のお手本のシュヴァリエ
巨岩の甘味、そびえ立つ酸、滑らかでシルキーな喉越し。
これ以上望むものなし。
行きつ戻りつ、前者との究極対決はマニアのご褒美^^
モンラッシェ1989年ドメーヌ ブシャール ペール エ フィス
ミッシェル ドヴァス著「世紀のワイン」
他を圧倒する燦然と輝く出自の確かさ。
液体の宝石。
シュヴァリエの巨岩の厳しさ、バタールの豊満さ、
コルトン シャルルマーニュのミネラル蜂蜜、ムルソー ペリエールの煌びやかさ、
シャブリ グラン クリュ古酒の持つ深遠なミネラル。
これらの要素が全て一体となり、飲み手にじわりと迫り来る。
”包み込まれるような暖かさ”が真骨頂か?!
後10年~20年後に真の姿を現すのか?
恐ろしい程の完成形。
 エシェゾー1993年ドメーヌ エマニュエル ルジェ
活き活きした快活な色調。
様々なベリーをまぶした上等なパウンドケーキ。
 クロ ド ヴージョ1978年ドメーヌ ジョルジュ ミュニュレ
ミュニュレ博士生前の世紀のグレートヴィンテージ!!
エッジが錆色になり淡い色調になっているが、
その美し過ぎる酸は、未だ熟成の過程であることを主張。
この酸が綺麗に溶け込むまでに後何年要すか。
リシュブール1969年ドメーヌ ギュスターヴ グロ
ジャン グロの兄弟の作、今はベルナールの所有畑になっている。
この1969年も20世紀を代表する傑出年。
エッジに夕焼けを帯び、吸い込まれるような深遠で美しい色調。
桑の実のコンフィチュール、闊達としたスーボワ、炙った肉、複雑なスパイス香。
それらのバックボーンを支える偉大な酸!! 
”キャフェのリシュブール”
(但しこのキャフェは、最終型のキャフェでなく、偉大な年にいずるキャフェ!)
 
ミュジニ ヴィエイユ ヴィーニュ1961年ドメーヌ コント ジョルジュ ド ヴォギュエ
(画像失念)
旧クラッスマン、”20世紀フランスワイン100”選出のワイン殿下!
コルクの状態が思わしくなく、ややマデリゼ。
時間を稼いだあと、”甘く、切なく、麗しい姿に・・・”
 クロ ド タール1961年ドメーヌ デュ クロ ド タール(指名代打1)
ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュ、共に例外的な傑出年!!
色調に黄昏色が滲むが、”スーボワに蜜”の芳香!!
素晴らしく麗しい、”薄旨の神”を宿す。
 エシェゾー1934年ドクター バロレ(指名代打2)
大恐慌に沈んでいた頃の傑出ツインヴィンテージ(1933/1934)の一つ。
画像よりも輝きのある、未だ旬のヴィンテージ。
ねっとり、ゆったり、泰然自若の趣き。
圧倒的な”トリュフ香”
べキャスとの出会いは”赤い糸”!!!
 ルイ ロデレール クリスタル1979年
シャンパーニュ20世紀における傑出年!!
極々繊細な泡粒。
偉大なシャブリ グラン クリュを思わせる、
ゴシック様式の酸。
この荘厳な酸に蜜が染み出ている。
その穏やかな姿に身を任せうっとりと佇む。
究極の〆シャン!!!
 トリュフと白アスパラ、フォワ・グラのサラダ
パン ド カンパーニュのトースト添え
 トリュフのギャレット 玉葱とベーコン風味
 
 鮃のブレゼ トリュフのクーリ
 
トリュフとポル ロジェのグラニテ
 スコットランド産ベキャスのロティ
トリュフの香るジュをたっぷり添えて
 
農家製フロマージュとトリュフのアンサンブル 
トリュフの炊き込みご飯
トリュフの香る野生卵で卵かけに 
 
 
 トリュフのグラタン
 
ご参加頂きました皆様、大変有難うございました。
トリュフ1.2Kg超を用いたお料理ご堪能頂けましたことと存じます。
メインワインの一つ、ミュジニ ド ヴォギュエ1961がややマデリゼで
申し訳ございませんでした。
指名代打の二つで埋め合わせをお願い致しました。
ここまでのワインは、いずれの会でもメインを張れる超逸品ですが、
皆様が悩まれながらの人気投票では・・・
シュヴァリエ モンラッシェ1982年ドメーヌ ルフレーヴ
モンラッシェ1989年ドメーヌ ブシャール ペール エ フィス
リシュブール1969年ドメーヌ ギュスターヴ グロ
エシェゾー1934年ドクター バロレ
に票が集まりました。
私も同感ですが、今日のコルトン シャルルマーニュ1986年ドメーヌ フェヴレ
ひょっとすると・・・、人生No1かもしれません。
そしてもう一つの人生No1が・・・
モンラッシェ1989年ドメーヌ ブシャール ペール エ フィスです。
これ以上何も望むものがない程の完成形でした。
次回もさらなるワイン殿下を招聘し、皆様をご満足させるべく頑張ります^^!
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
有難うございました。
 


2014年2月9日日曜日

toratanuレア!ワイン会2月会

”久しぶりのニエロンさん&完熟86年ムルソー”

ポル ロジェ ブリュ レゼルヴ ジェロボーム(3L)
コルトン グラン クリュ レ ランゲット1999年ドメーヌ シャピュイ
コルトン グラン クリュ レ ペリエール1999年ドメーヌ シャピュイ
シャサーニュ モンラッシェ プルミエ クリュ1998年ドメーヌ ミッシェル ニエロン
ムルソー1986年ドメーヌ デュ シャトー ド ムルソー
オードヴル3点盛
スモークサーモンと大根のミルフィーユ仕立て
若鶏砂肝のコンフィ
マグレ鴨のロティ 長葱のマリネ
 尾長鯛の白ワインソース グラタン仕立て
 霧降高原豚 豚バラ肉の塩漬けロティ
蜂蜜風味の衣焼き オリーヴ風味ソース

農家製フロマージュ

特製らーめん

ビターオレンジのムース

ではご参加頂きました皆様のご感想をいくつか
伊佐野様、磯崎様、高橋様ご夫妻です。

高橋様:「勿論赤2種も、Chド ムルソーもgoodでしたが、ニエロンのシャサーニュは
超抜群でした!!今まで飲んだニエロンの中でも最高!!
それと食事のマリアージュがこれまた抜群!!幸せを頂きました。」
「オードヴルの鴨ネギ、砂肝、尾長鯛がgoodでしたが、
豚肉!!とChド ムルソーの組み合わせはよほどのレストランでなければ
食べられない美味しさでした。」
「やっぱり赤2種が先だと躊躇してしまいます。しかもその赤が'99!!
やや若さを感じさせながらも今後の熟成を予感させる美味しさ。
ここで飲んで食べれば風邪も引きません。ありがとうございます。」
 大原先生ご夫妻です。
 山本様ご夫妻です。
 太宰様ご夫妻です。

ご主人:「白はというより4種の中で一番は'86シャトー ド ムルソー、
正に<赤喰いの白>ですね。」

奥様:「今日は難しいワインが揃いました。好み優先か?舌優先か?
前菜から食事まで、ワインとのハーモニーも良く、美味しく頂きました。
食事のらーめんは鴨出汁濃厚で、ありえないラーメンでした。幸せ!!」
 富井様、田中様、森田様です。

森田様:「Niellonは勿論美味しかったですが、Meursaultがヴィラージュなのに
その後でも美味しく頂けたのにびっくりしました。
鴨ラーメンは連日でも大変美味しく頂けました。
本日も素晴らしいワイン料理ありがとうございました。
リストを見たときは順番を間違えたかと思いましたが、
Niellonの後でも美味しく頂きました。
Ch de Meursaultにはびっくりしました。流石86Magicでしょうか?
Meursaultはとにかく透明感あり綺麗で薄旨で、
Niellonは濃厚だが綺麗で奥行があり
それぞれに特徴があり素晴らしかったです。」
近喰様、柳川様、須藤様です。

近喰様:「ワインも料理もすべて美味しかったです。
コルトンは硬い感じです。」

柳川様:「Meursault、Chassagne Montrachetいずれも美味でした。
Chassagne Montrachet 1er Cru Dent de Chienの古酒飲んでみたいものです。」

須藤様:「毎回、感動するワインを提供頂き感謝しています。」
 奥原様、竹尾様です。

奥原様:「塩漬け豚バラ衣焼きとムルソーの相性がとても良く、
美味しく頂きました。」

竹尾様:「本日は白98年ドメーヌ ミッシェル ニエロンもメロンの味で甘口で、
美味しかったのですが、何と言っても、ムルソー1986年シャトー ド ムルソー
が本当に美味しかったです!この白ワインは肉料理にも負けず合いますね!」
「最後の鴨味のラーメンが最高でした。最初のオードヴルの鴨&葱も
鴨好きの私には最高に良かったです!デザートのオレンジ味のムースも
とても良かったです!シェフありがとうございました!」
「本日はムルソー1986年シャトー ド ムルソーが飲めて幸せでした!
ありがとうございました!」
 瀬田様、岡村様です。

岡村様:「白はムルソーが好きなので、ラストのムルソーに感激しました!」
 富井様、吉川様です。

吉川様:「今日はニエロンがNo1と思っていましたが、
ムルソー'86が良かったです。豚との相性が抜群でした。」
三浦様、吉田様です。

吉田様:「先月に続き2回目、来させていただきました。
シャトー ド ムルソー美味しくて大事に飲ませて頂きました。
お肉の料理とっても好みでWで良く合いました。
FB"いいね”しちゃいました♪
ぜひフリーで着ます!!」


今日はお誕生日の方が4名様いらっしゃいます!!!!
 パッピー バースデイ ツーユー♪
パッピー バースデイ ツーユー♪
 パッピー バースデイ ♪♪
 ディア~~、森田さん!!富井さん!!伊佐野さん!!北村さん!!~~~!♪♪♪
 パッピー バースデイ ツーユー♪♪

お誕生日おめでとうございます!!!!
皆様にとりまして、この一年が健康で、実り多い素晴らしい年!!!
になりますことを祈念申し上げます。
皆様ご唱和頂きありがとうございました。

今日のワイン会はやはり”白”でしたネ!
森田さんに書いて頂きましたが、あのニエロンさんのプルミエの後に、
ムルソーのヴィラージュ、私が順番を間違えたのでは?
そうですね。白の巨匠の次に格落ちのヴィラージュ・・・
しかし、ヴィンテージの力と共に、その個々の”ワイン人生”の中で
最も充実している時には底知れないパワーが出るんですね。

正に、「古酒のみの醍醐味!!!」です。
ありがとうございました!!!