2016年7月25日月曜日

toratanuスペシャルワイン会7月会:牛舌赤ワイン煮込みワイン会

 
絶頂ワインvs超絶古酒のバトルは?
 
 ポル ロジェ ブリュ レゼルヴ1.5L
ムルソー プルミエ クリュ レ シャルム1985年ドメーヌ ポティネ アンポー
シャブリ グラン クリュ グルヌイユ1984年ドメーヌ ウィリアム フェーヴル
シャブリ グラン クリュ ブーグロ1982年ドメーヌ ラロシュ
シャブリ グラン クリュ グルヌイユ1982年メゾン アルベール ピック
シャンボール ミュジニ プルミエ クリュ レ ザムルーズ1990年ドメーヌ ベルナール セルヴォー
シャンボール ミュジニ プルミエ クリュ レ ザムルーズ1988年ドメーヌ ベルナール セルヴォー
シャンボール ミュジニ1961年メゾン パスキエ デヴィーニュ
 
9月SP会用予告参考出展:シャブリ グランクリュ グルヌイユ1992年ドメーヌ ラ シャブリジエンヌ
<シャトー ド グルヌイユ> (画像なし)
 
 
 
本日のお料理達・・・ 
 メロンのカクテル
 秋田産ジュンサイ コンソメ
 穴子と牡蠣のパイ包み焼き 百合根のソース
 牛舌の赤ワイン煮込み
フランス農家製フロマージュ
ブリードモー・エポワッス・コンテ 
 稲庭うどん
玉露のモンブラン
 
 
 
ご参加頂きました皆様、有難うございました!
今回も、toratanuワイン会真骨頂!!!
超絶古酒と絶頂ワインの対決をお楽しみ頂きました。
1989年、1986年に比して、<主張は少なく繊細な綾で楽しむ>
1985年のムルソー シャルム。
シャブリの名手、ウィリアム フェーブルの1984年グルヌイユ!
信じられますか?雨に祟られた最も小さな年84年・・・!
<線は細くとも、特有の優雅で硬いミネラルの詩の聴こえる佳酒>
そして優良年、1982年から2種、
いずれも収穫から34年目に入る超絶古酒です。
 
この4種、いずれも美しいテリを放ち飲み手に迫ります。
 
ドメーヌ ラロシュ ブーグロ1982年
<粘性に富み、ネットリとした舌触りが後を引く美酒>
&アルベール ピック グルヌイユ1982年
<キ~~ンと響き渡るフィネスの竪琴が静寂を呼ぶ・・>
 
そして、9月のSP会のメイン白、シャブリ グランクリュ グルヌイユ1992年ラ シャブリジエンヌ
を予告参考出展
<蜂蜜が舌に纏わりつき、キンメリジャン蜂蜜の聖>
 
ここで前半戦のお好みを皆様にお伺いいたしました。(ご参加11名様)
一位:
アルベール ピック1982年グルヌイユ9票
ラロシュ1982年ブーグロ2票
二位:
ラ シャブリジエンヌ1992年グルヌイユ6票
ラロシュ1982年ブーグロ2票
アルベール ピック1982年グルヌイユ1票
ウィリアム フェーヴル1984年グルヌイユ1票
ポティネ アンポー1985年ムルソー シャルム1票
以上のような結果となりました^^
 
そして後半戦・・・!
モレ サン ドニ村の造り手ながら、常に最高のレ ザムルーズを
世に送り続ける匠!ドメーヌ ベルナール セルヴォー。
今回、大奮発の1990年&1988年の垂直
1990年は<酒肉の厚さに圧倒されるも、酸に支えられ優美にまとまる>、
1988年は<硬さが前面に出ているが、キビキビとした赤い果実が顔を出し美しい仕上がり>、
絶頂の飲み頃ながら・・・、この銘酒四半世紀で摘み取るのは<罪>・・・、
さて皆様のご判定は!
シャンボール ミュジニ1961年メゾン パスキエ デヴィーニュ
液面は4.5cmとそれなりに低いが、
外観での情報は、未だ苺色に輝く美酒!
これは絶対に外さない!!
<優美極まりない石灰の調、ねっとりしたカフェの芳香、引き込まれる・・!>
では赤3種の皆様のご意見を・・・!
一位:
シャンボール ミュジニ1961年10票
レ ザムルーズ1988年1票
二位:
レ ザムルーズ1990年7票
レ ザムルーズ1988年4票
という、結果でした。
ん~~~ん!やはり皆様、アミノ酸の旨みに魂を奪われる、
<真正の古酒飲み様>でした^^
(しかし、、レ ザムルーズの価格半端ではありません(^^;)
 
総合評価に移ります。
本日のすべての、第一位:
アルベール ピック1982年グルヌイユ5票
シャンボール ミュジニ1961年5票
レ ザムルーズ1988年1票
 
第二位:
シャンボール ミュジニ1961年5票
アルベール ピック1982年グルヌイユ3票
レ ザムルーズ1990年2票
ラロシュ1982年ブーグロ1票
 
以上の結果となりました^^。
益々、ワイン選びが大変になる結果となりました(^^;
アミノ酸の醸成された超絶古酒を探し求める旅は続きます^^
 
因みに・・・、私toratanuの本日のNO1は、
アルベール ピック1982年グルヌイユです^^
十数年前にこの酒の1985年物を頂き、
虜となり、探し求めて15年掛け、やっと出会った今回の1本です^^
 
有難うございました。
 
次回古酒会、7月31日(日)17時~
アミノ酸の醸成された、飛び切りのヴィラージュ会です。
お席がございますので、是非ご検討を!
 
 
 
 


2016年7月1日金曜日

美しきヴィラージュワイン会

しなやかなアミノ酸の旨みの世界・・・!
1973年・・・オイルショックの年で、大方の著名な造り手が
この辺りから調子を落とし、中々立ち上がれずもがき苦しんだスタートの年。
1973/1974/1975と小さな年が続いた中、
極小・・・素晴らしいワインも誕生いたしました!
そんな一つがこのワイン・・・
ボーヌ キュヴェ モーリス ドルーアン1973年オスピス ド ボーヌ
 
ドルーアン社の二代目社長モーリス ドルーアンは第二次世界大戦中に
レジスタンスとして有名でしたが、フランスがドイツ軍に占領されていた時に
ドルーアン社の地下カーヴから続く迷路の先のオスピス ド ボーヌに
匿われ、一命を取り留め、その時の感謝の気持ちを形にし、
自社所有のボーヌの畑のいくつかをオスピス ド ボーヌに
寄進いたしました。
以下はモーリス ドルーアン社長(当時)が寄進した畑の内訳です。
(Les Boucherottes0.4ha/Les Avaux0.8ha/Champs Pimon0.6ha/Les Greves0.4ha)
そんな素敵な逸話を持つワインは果たして・・・!
 
本日のワイン達・・・・
ポル ロジェ ブリュ レゼルヴ1.5L
シャサーニュ モンラッシェ プルミエ クリュ レ ヴィロンド1992年ドメーヌ マルク モレイ
コルトン シャルルマーニュ1995年ドメーヌ ルイ ラトゥール 
 アロース コルトン1978年メゾン トラン
ボーヌ キュヴェ モーリス ドルーアン1973年オスピス ド ボーヌ/マグナム瓶
ジュヴレ シャンベルタン1969年ブシャール ペール エ フィス
ジュヴレ シャンベルタン1966年メゾン ドゥビュール
 
 
本日のお料理達・・・ 
 厚岸・仙鳳趾産村井さんちの生牡蠣の冷製
アオサ海苔とレモン風味グラニテ
 パプリカのムース トマトのクーリ 
 黒鮑 黒トリュフバターのソテー 肝ソース 
 宮城産黒毛和牛のヒレ肉のロティ じゃがグラタン 
 農家製フロマージュ 
 toratanu特製らーめん
 アクアファーム産野生卵のクレームブリュレ
 
 
ご参加頂きました皆様、有難うございました!!!
今日のワイン会は、
<しなやかな熟成を果たし、果実味でなく、アミノ酸という旨みを
存分にお楽しみ頂く会でした^^>
ゆっくり、じっくりお味わい頂き、本日のお好みの1位と2位を伺いました。
1位
Gevrey Chambertin'69Bouchard Pere et Fils 4票
Beaune Cuvee Maurice Drouhin'73Hospice de Beaune/En Magnum 3票
Chassagne Montrachet 1er Cru Les Virondes'92Domaine Marc Morey 1票
Aloxe Corton'78Maison Thorin 1票
Gevrey Chambertin'66Maison Debur 1票
 
2位
Chassagne Montrachet 1er Cru Les Virondes'92Domaine Marc orey 4票
Gevrey Chambertin'69Bouchard Pere et Fils 4票
Beaune Cuvee Maurice Drouhin'73Hospice de Beaune/En Magnum 2票
 
以上のような結果となりました。
皆様とても僅差に様で、大変悩まれておりました・・・^^
ブルゴーニュワインの古酒のアミノ酸は、グルタミン酸と言われていますが、
グルタミン酸というと、エグイ旨み調味料のイメージで、
強いインパクトを感じますが、
ブルゴーニュの古酒のグルタミン酸は、
<糸を引くように、儚く、透き通った、素敵な旨み成分です>
ほっこり、口福になる、優しい旨味・・・。
これからも追及していきます^^!
 
有難うございました。