2015年3月30日月曜日

特別篇ワイン会”シャブリ古酒会”

”シャルドネの故郷シャブリグランクリュの凄味!!”
ポル ロジェ ブリュ レゼルヴ アン マグナム(1.5L)
シャブリ プルミエ クリュ フルショーム2002年ドメーヌ ウィリアム フェーヴル
シャブリ プルミエ クリュ ヴォ ド ヴェィ1992年シャトー ド マリニー
シャブリ プルミエ クリュ モン ド ミリュー1986年メゾン アルベール ピック
ムルソー プルミエ クリュ レ ジュヌヴリエール キュヴェ フィリップ レ ボン1986年
オスピス ド ボーヌ
シャブリ グラン クリュ ヴォーデジール1988年ドメーヌ ジョゼフ ドルーアン
シャブリ グラン クリュ レ クロ1986年ドメーヌ ジョゼフ ドルーアン
ボーヌ プルミエ クリュ クロ デ ムーシュ ブラン1982年ドメーヌ ジョゼフ ドルーアン
 
本日のお料理達・・・
グジェール
 稚鮎のフリット
 真鯛のポワレ
 ルバーブ&パンドカンパーニュ
ちりめんキャベツのファルシ 彩野菜 
農家製フロマージュ
 特製らーめん
マスカルポーネと苺のムース
 
 
ご参加頂きました皆様有難うございました。
本日はある意味、”toratanu名物”といえるシャブリ古酒ですが^^、
02年のフルショームと92年のヴォドヴェィの比較は面白かったですね。
今回のフェヴルのフルショーム02年結構硬く前回と趣が違いました。
10年前の92年のヴォドヴェィ、ミネラル風味が素晴らしく繊細で美味しいシャブリでしたね^^
20年を超え正に理想的なシャブリ古酒でした。
86年の秀逸1級畑、モンドミリューと同年のムルソー ジュヌヴリエール、
いずれもしなやかな旨みを湛えた佳酒でした。
そしてここからが本日の本番!!
メインのシャブリグランクリュの登場です。
シャブリはドイツワイン同様、今から30年ほど前、心無い造り手、エージェントの
粗製乱造により、すっかり世界中から見放されてしまいました。
そんな中、本物の造り手は絶え間ない努力を続け聖地回復を期してきました。
シャブリ地区はそれ以前よりかなり畑を増やしてきましたが、
”シャブリグランクリュ”のみは、1935年-1938年の格付け当時と変わっていません。
この特級畑は”解れてくる”のには、とても時間が必要で、
はっきり言って、十数年では不十分です。
20年を超えた辺りから解れだします。
今回の88年ヴォーデジール&86年レ クロもグラスに注ぎ、
シャンブレして1時間半後にしっかり主張し始めました^^
タップリとした粘性も倍加され、流石の銘酒へと変貌を遂げたのです。
ん~!唸るほど素晴らしいですね。
ミネラルの主張する古酒ってホント!!スーパーです^^!
 
是非次回もお楽しみに!!
有難うございました。

2015年3月20日金曜日

スペシャルワイン会3月会”オマール海老と偉大なブルゴーニュブラン古酒”

偉大なブルゴーニュ熟成白古酒にオマール海老のマッチング
 ポル ロジェ ブリュ レゼルヴ ジェロボーム
ボーヌ1966年ドメーヌ ミッシェル ゴヌー
シャブリ グラン クリュ ブーグロ2002年メゾン ヴェルジェ
ムルソー クロ ド ラ バール1989年ドメーヌ デ コント ラフォン
クリオ バタール モンラッシェ1992年メゾン ルイ ラトゥール
 
本日のお料理達・・・
 黒毛和牛ヒレ肉とフォワ・グラのロッシーニ風
 ホタルイカ・北海水蛸・浅蜊のサラダ仕立て
 カナダ産オマール海老のクリームソース
セロリラヴ風味
 
フランス農家製フロマージュ
鶏出汁の稲庭うどん
苺のムースグラッセ 桜のソルベ添え
 
 
 
 お客様のご意見をいくつか・・・
 青柳様です。
 
青柳様:クリオバタール1992年、永遠を感じさせるアフターの長さが印象的!
今日の一番!!オマール ほうれん草に包まれたオマールが逸品!!
素晴らしい!
 森田様、平井先生です。
 
森田様:どのワインも素晴らしくほ本日も大満足です。
66Beauneは妖しくムンムンし素晴らしく、Vergetはまだ若いがミネラル、酸、厚みが素晴らしく、
Comtes Lafonは正にムルソーのセクシーさで厚み有り美味しく、
LLはバランス良くミネラル感が特に厚く香り拡がり美味しく頂きました。
Pol Rogerは最初イマイチでしたが、おかわりは厚みがあり美味しく頂きました。
 
お料理は前菜のロッシーニが一番気に入りました。
そしてここの麺はやはり美味しいですね。
 上野様です。
 佐藤様ご夫妻、富井様です。
 田中様、吉川様です。
 
吉川様:「和牛がメインでもっと食べたかったです。
赤1種の会なので仕方ないですが・・・
白はどれも美味しかったです。
シャブリは最初香りと最後は味が良かったです。」
 
大原先生ご夫妻、山田先生ご夫妻です。
 
 
 
ご参加頂きました皆様有難うございました。
本日は赤1種のみでした、1966年のM.ゴヌーのボーヌ、
しっとりとした妖艶な美魔女古酒でしたね^^
M.ゴヌーは30数年前から追いかけてきましたが、
飲み頃まで時間のかかる、真正!!ヴァンドガルド(長期熟成型ワイン)です。
 
前日抜栓のシャブリ グランクリュ ブーグロはしなやかさが出るまでには
今少し時間が必要です。
ラフォンの1989年クロドラバール!
今まで数ケース飲んできましたが、本日が一番でした^^!
ラフォン家の裏庭ワインですが、しなやかで美しいミネラル、
ネットリと舌に絡むうまみ成分、素晴らしいです。
 
しかし圧巻はやはり、クリオバタールモンラッシェ1992年LL、
シュヴァリエのスケール感、バタールの豊潤さはありませんが、
綺麗にバランスよくまとまった美しくジューシーな佳酒でした。
以前、ジャドの同ワインを出展しましたが、同時試飲だったら
素晴らしかったですね。
中々難しいですが(^^;
 
本日も有難うございました。

 
 
 


2015年3月10日火曜日

極上ワイン会<感動の白梅の香る85年マジシャン!!>

春爛漫なフローラルなワイン達・・・
 
本年2回目の早春のワイン会、
一足早い春爛漫なワインをお楽しみ頂きます^^!
 クリュッグ グランドキュヴェ
シャサーニュモンラッシェ プルミエ クリュ レ シュヌヴォット1996年ドメーヌ ミッシェル ニエロン
バタール モンラッシェ1997年メゾン ルイ ジャド
シュヴァリエ モンラッシェ レ ドゥモワゼル1997年ドメーヌ ルイ ジャド
ポマール プルミエ クリュ レ フレミエ1985年ドメーヌ ルイ ジャド
ポマール プルミエ クリュ レ ゼプノ1985年ドメーヌ ルイ ジャド
マジ シャンベルタン1997年ドメーヌ ベルナール デュガ ピィ
グリオット シャンベルタン1993年ドメーヌ デ シェゾー
マジ シャンベルタン1985年ドメーヌ フェヴレ
ポル ロジェ キュヴェ サー ウィンストン チャーチル1988年



 クリュッグ グランドキュヴェ
 
デゴルジュから数年経過の旧エチケット
トースティーな香ばしさに蜜が乗る。
トロリと長い脚、しかし暴れん坊の酸も・・・
後数年時間が必要。
アフターはクリーミーなハニー。
 シャサーニュモンラッシェ プルミエ クリュ レ シュヌヴォット1996年ドメーヌ ミッシェル ニエロン
 
グリーンを湛えた艶やかなイエローゴールド、美しい。
ラノリンにボディを感じる。
香り同様の滑らかさ。
しかし96年の頑健なさんが存在し柑橘系のピールの苦みが心地よい。
辛口の切れ上がり。
 バタール モンラッシェ1997年メゾン ルイ ジャド
 
宝石の如く美しいエメラルドを秘めたゴールド。
油のように滑らかな脚
爽やかな大人しい酸
バタールの持つ”ブール”さにはまだ時間が必要。
熱き石が宿り、シュヴァリエと見紛う。
 シュヴァリエ モンラッシェ レ ドゥモワゼル1997年ドメーヌ ルイ ジャド
 
バタールと比してやや穏やかな色調。
しかし流石、香りの広がりはより複雑。
清々しいミネラルに”蜜”が迸る!
(少し温度を下げ、デカンタシオン)
90分後豊かなボディが顕れる。
後付けのシュヴァリエだが出自はやはり確か!!
ポマール プルミエ クリュ レ フレミエ1985年ドメーヌ ルイ ジャド
 
30年目にして力漲る濃いガーネット色。
熟成ピノの温かみのある芳香。
優しい甘草がアクセントのお花畑。
夥しい脚が充実感を示す。
  ポマール プルミエ クリュ レ ゼプノ1985年ドメーヌ ルイ ジャド
 
フレミエと比して淡く退色が顕著。
同じ造り手の同じ村の畑違い(前者はヴォルネ寄り、こちらはボーヌ寄り)
30年目の水平!
脆弱な色合いにも拘らず、香りは意気軒昂。
フワッと香る華やかなブーケ。
退色の分だけアミノ酸が顕著。
出し汁たっぷりで旨い。
 マジ シャンベルタン1997年ドメーヌ ベルナール デュガ ピィ
 
本日のワイン中、圧倒的高価なワイン、軽く6桁。
とっぷりと深く力強い色調
色合い同様のハイインパクトな香り
ブルゴーニュには珍しいマルベリーの香り
正にマルベリーの嵐!!
当たり年のラミッションオーブリオン風^^
ガッシリとした酒躯が頼もしい、グラスを揺すり続けると
複雑なニュアンスが顕れるが、如何せん早過ぎるか。
8年前の1996年物は偶然開いていたようだ(^^;
 グリオット シャンベルタン1993年ドメーヌ デ シェゾー
 
殆ど光を通さないレベルの濃さ。
<物言わぬ巨人>
クロード デュガの同ワインの素晴らしさに誘われ、
つい魔がさして開けてしまったが、明らかな選択ミス。
反省(^^;
後20年後が正解のワイン。
マジ シャンベルタン1985年ドメーヌ フェヴレ
 
色調は黄昏色
 透明感溢れる品格ある芳香。
ベリー系の香りは消えつつあるが、今咲き誇る<白梅>の香りが!!
美味しい炙ったベーコン、甘く美味しい脂がジュージュー迸る。
出色の旨さ!
優しく溶け込んだ酸が品格の象徴。
探し求めるべきワイン!
繊細な泡粒が踊る美しいイエローゴールを。
トースティーな蜜が溢れ喉の奥を刺激し、いつまでも口中はハニーライク。
美味しい、たっぷり飲みたい^^
 
本日のお料理達
 じゃが芋とトリュフのムースリーヌ 季節の野菜添え
 
カナダ産オマールと半熟卵のサラダ 
 真鯛のポワレ シャンパンの春みかんソース
 黒毛和牛ヒレ肉のロティ 赤ワインソース
 農家製フロマージュ
 真鯛の松皮茶漬け
 苺のチョコレート 桜の花のソルベ
 
 
ご参加頂きました皆様、有難うございました。
本日は何といいましても一番人気は
マジ シャンベルタン1985年ドメーヌ フェヴレでしたね^^
ほのかながらあたりに漂う清楚な<白梅の香り>、
フランスワインの中に見つけた日本の美!
素晴らしかったです。
今年で30年目を迎えるワインですが、今正に頂点を打ったワインです。
すべからく、一期一会といいますが、良き出会いに乾杯!!!です。
有難うございました。
次回の極上会は1971年物を中心にお楽しみ頂きます。