2010年4月5日月曜日

シュヴァリエ会!Niellon vs Leflaive

ブルゴーニュ白の夢の頂上対決にお見えの皆様です
ビルカール サルモン キュヴェ ニコラ フランソワ1995で乾杯!

プロローグはこのボトル

ミッシェル ニエロンの1995年シュヴァリエ モンラッシェ

今年の一月中旬に、大阪のフレンチの名店”カランドリエ”さんに

持ち込ませて頂き、ワイン仲間数人と楽しみましたが、

余りの素晴らしさに、唖然と致しました。

拙く例えるならば、「研ぎ澄まされた純銀の斧」

髪が二分されるであろうシャープな切れ味に、

底知れぬ果実味を宿した究極の逸品!

私のシャルドネ体験の中で、90年以降作で最も感動した極白。

ヴィンテージは、ミッシェル ニエロン翁の手書き。
このシュヴァリエと対決できるワインは?と思案すると
やはりルフレーヴしかないでしょう^^
そんなわけで、今回のワイン会が成立致しました。
スタートのシャンパーニュには悩みました。

究極のシュヴァリエ対決ですので、ブラン ド ブランの逸品とも

思いましたが、今回は甘夏コンポート様の味わいで前座に相応しい

ビルカール サルモン キュヴェ ニコラ フランソワ1995!!!

94年といえば、90年代で最も小さな年。

しかし、超一流に隙なし!

十数年で”熱き石”が程良く溶け、ルフレーヴらしい
緻密で純粋な美味しさを提供してくれました。

さて、いよいよ95年対決!

1月同様のニエロンさん手書きボトル。

完熟葡萄からの艶のある淡いゴールド色
ライム、グレープフルーツのコンポートのニュアンス

唾液を促す綺麗な酸、とろみも有りさすがの存在感

純銀の斧は今回も髪の毛を二分してくれました^^

迎え撃つルフレーヴの同年95年

飛びきり上質な生クリームの芳香

純粋で柔らかく、優しいが、シュヴァリエらしい
パキーンと背筋の伸びた、石のミネラルの主張

共通項は”純粋さ”でしょうか?

数種の柑橘のエッセンス!

人を寄せ付けない堅さは、やや解れつつあり

美しい酸が全体を纏め、すべらかな粘性が魅力的!
熟成の第一段階頂点の一歩手前か


以下は、ワイン殿下に捧げた、貢物の料理達です。

ブルゴーニュ白のトップ対決のお料理

左から時計回りに、旬のオホーツク産の毛蟹をたっぷり使った”軍艦”、

イベリコ豚生ハム、桜鱒マリネ

厚岸湾牡蠣スモーク、毛蟹贅沢コロッケon 蟹味噌、桜鯛ソテー

”たま軍鶏”白ワイン煮

(煮込み用ワインは、ギィ アミヨ シャサーニュ カイユレ1997年)

白糠・ひま研”仔羊”鞍下肉”芯”炙り焼き

本日の農家製チーズは、極白用。

手前より、シャヴィ(ブルゴーニュ産シェーブル)、コンテ2年物、

サン フェリシアン

お食事は、”たま軍鶏”から美味しいスープを摂った

たま軍鶏つくねうどん

デザート は、抹茶のミルクレープ
予想通り、ワインが足りなくなり(^^;
Chambertin'88Maison Louis Jadotをお出しすることに・・・
本日の対決、皆様のご判定は如何でしたでしょうか?
有難うございました。



2010年4月1日木曜日

気狂いワイン会の皆様方の持ち寄りワイン会3月会

毎月弊店にて、持ち寄りワイン会を開催頂く、
”気狂いワイン会”の皆様の3月会!
前菜1
新筍の天ぷら・セップのフリット・マッシュルーム&ロマネスコのマリネ
前菜2
旬の、桜鱒マリネ
厚岸湾牡蠣グラタン
帆立貝のミラノ風
新潟・潟東産”野鴨”のロールキャベツ
白糠・ひま研牧場産!”仔羊”炙り焼き
デザート
Ratzenberger Riesling Sekt'04
Corton Charlemagne'78Maison Remoisenet
Chassagne Montrachet'76Maison Louis Latour
Ch.Guillot'00
Clos de Vougeot'99Jean Raphet
Hermitage'88Jean Louis Chave
今回のブラインドワインは、3番目の
シャサーニュ モンラッシェ1976ルイ ラツール
とても状態の良い古酒で、ヴィンテージを絞り込むのが難しく、
開けてみると確かに、タニックな特徴が顕著に現れていて、
納得でした(笑)
果実味の在り方と酒質から、サントネ?シャサーニュ?の1969?まで
思い浮かべましたが後の祭り(^^;
ブラインドはとても楽しいですね^^
皆様も持ち寄りワイン会如何ですか?