2009年10月18日日曜日

toratanuレア!ワイン会10月会、オプションワイン



今月10月のレア!ワイン会も、たくさんのご参加を頂き有難うございました!
ワイン会風景をお撮りして、アップする予定が、気がついたときには、
終了となっておりました(^^;
今回は、シャルドネノ聖地、ムルソー村・ピュリニー モンラッシェ村・シャサーニュ モンラッシェ村、
各村より、プルミエ クリュ(1級畑)各1種の飲み比べをお楽しみ頂きました。
アンケートを拝見いたしますと、皆様のお好みがかなり分かれ、興味深く見させて頂きました。
大変有難うございました。
毎回、出展ワインとは別に、歴史にその名を残した、極上の銘酒をオプションにて
ご希望頂きました皆様に、ご提供いたしておりますが、今回は、ドメーヌ ルロワの
ヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ・ボーモン1990年をお出し致しました。
ブルゴーニュの赤におきまして、近年?最高のヴィンテージであります1990年。
特に、ドメーヌ ルロワは、リシュブール、ロマネ サンヴィヴァン、クロ ド ラ ロシュ、
シャンベルタン、ミュジニ、ラトリシエール シャンベルタン等など、歴史にその名を残した
綺羅星のような銘酒を数多くリリースしてくれました。
独断と偏見で、批判を恐れずに申させて頂きますと、90年以降のすべてのブルゴーニュ赤で、
私がもっとも感動したワインは、ドメーヌ ルロワ90年ミュジニです。
ストイックに極限まで収量を落とした、その凝縮した芳香は、果実酒を通りこし、オードヴィーの
領域に入ったキルシュヴァッサー、そしてこれを元に完熟チェリーを浸漬してつくったリキュール
キルシュが思い起こされる程、強烈な香りを現出しております。
そう申しますと、濃いだけのワインのような印象を与えますが、すべての構成要素が綺麗に纏まり、
深々と降り積もる雪景色、孤高なる氷河のような、精緻美を見せ、飲み手にグッと迫ってまいります。
しかし、人を寄せ付けないようなストイックさも、一口啜ると、ありえない様な享楽さが顔を見せます、
完熟チェリーを包み込んだ、極上のベルギーチョコレートを頬張り思わずニコッとした感じです。
わかり辛いですね(^^;すみません、ボキャブラ不足で(^^;
さて、今回のヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ・ボーモン1990年ですが、
1級畑でありながら、常に特級並みの評価が与えられる特別な畑です。
大変透明感のある、明るい、フランボワーズを連想するような魅惑的な色合いは、
香りにも率直に現れ、フランボラーズリキュールのように甘く、魅力全開の香りを
放っています。又、いつも驚かされるのは、新樽の香りが綺麗に溶け込み
出っ張っていないことです。収量をストイックなまでに落とすことで、凝縮した果実味が
巧く樽香をマスキングしているのでしょうか?!
余韻はいつ果てるとも知れぬほど長く持続いたします。
お召し上がり頂いた皆様、是非ご意見を頂ければ幸いです。

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