2012年5月23日水曜日

究極の持ち込みワイン会

19Mai,2012.
究極の持ち込みワイン会

香港在住のS氏より昨秋お預かりした
究極の美酒の数々

Piper Heidsieck Rare'79
ピペ エドシック レア1979年
脳裏に焼きついたキュヴェ シャンパーニュです。
Meursault Les Chevalieres'36Collection du Docteur Barolet
ムルソー レ シュヴァリエール1936年コレクション デュ ドクテュール バロレ
響き渡るようなミネラル風味が素敵でした。
Montrachet'47Vandermeulen
モンラッシェ1947年ヴァンダーミューレン
伝説のモンラッシェです^^
甘美な辛口。
Clos de Vougeot'37Collection du Docteur Barolet
クロ ド ヴージョ1937年コレクション デュ ドクテュール バロレ
Gevrey Chambertin'29Collection du Docteur Barolet
ジュヴレ シャンベルタン1929年コレクション デュ ドクテュール バロレ
可憐なフレーズの芳香
Romanee Conti'29Vandermeulen
ロマネ コンティ1929年ヴァンダーミューレン
20世紀NO1最右翼のロマネコンティ!
正に万華鏡!
Romanee Conti'23Vandermeulen
ロマネ コンティ1923年ヴァンダーミューレン
こちらも20世紀初頭の伝説ヴィンテージ
スプーンが立つほどのテクスチャー
Ch.d'Yquem'21Vandermeulen
シャトー ディケム1921年ヴァンダーミューレン
20世紀No1のディケム!!!!

実は1980年代までは、ネゴシャンの時代と言えるほど
ドメーヌの存在はある意味希薄でした。
あのDRCが1985年の時点で、それだけで飯が食えなかったようです。
裕福なネゴシャンは、著名な造り手に対し、最も良い造りの樽を指名買い出来るという
力による特権を持っていました。
正に「札束で平手打ち」状態だったのですね。
オランダのネゴシャン、ヴァンダーミューレンは当時圧倒的な力で
ロマネ コンティ,Ch.ペトリュス、Ch.マルゴー、Ch.ディケム、クロ ド タール等から
素晴らしいキュヴェを買い付け、自社ラベルで販売していました。

コレクション デュ ドクテュール バロレは、
ワインマニアのDr.バロレは、自分の理想とするワインを造りだす為に、
樹齢を限りなく高くし、小さい葡萄を少しだけ生み出す樹にしていきました。
結果、殆どの樹は枯れ果て結実しませんでしたが、極小の樹のみより
採れた葡萄を用い、自身の理想的なワインを醸したのでした。
マニア垂涎のDR.バロレコレクションはこうして生まれました。

本日のワイン会のワイン達は、
マニアがマニアの為に生み出したワインなのです。

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